野口英世 1000円 テスト券(再現)

 平成16年10月 4日 22時 25分、インターネットオークション大手「ヤフー!オークション」に、発行を目前に控えた新1000円券のようなものが出品されました。新紙幣発行前というタイミングに加え、日本銀行等で事前に展示されていた「見本券」とも様式が異なること、国内ではなく、中華人民共和国上海市からの出品という謎が多い出品物でした。この出品物は、開始価格5,000円からオークションに掛けられました。価格は瞬く間に暴騰しました。100万円を突破してからは、いたずらが目的と思われる入札が相次ぎ、一時99億円という価格がつきました。ヤフー!オークションはこのオークションを開催途中で削除したため、取引は未成立のまま終了しました。

 その後の国立印刷局の調べで、この出品物は色合いなどを確認するために、平成15年7月に国立印刷局滝野川工場で製造された「テスト券」であることが判明しました。テスト券は、厳重な管理の下、廃棄されたはずでしたがその一部が盗難にあったようです。なぜ、盗難にあったテスト券が廃棄物に混ざって発見された中国・上海まで移動したのかは不明です。

 以下の画像は、当資料館が、報道された情報をもとに、「テスト券」とされる出品物を忠実に再現したものです。

記番号と日本銀行総裁之印が印刷されていない。「みほん」の文字と、三本線が二箇所づつ入っている。オークションの画像によると、野口英世の透かし、パールインキも印刷されていた。

「みほん」の文字と、三本線が二箇所づつ入っている。

 
 
野口英世 1000円
 

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