| 寛永通宝(4文銭)
発行 江戸時代
廃止 昭和28年(1953)
江戸時代の代表的な貨幣の一つ、寛永通宝です。裏面に波模様が入っていることから、普通の寛永通宝4枚分の価値がある4文銭であることがわかります。実は、この銅銭が発行されるまで、わが国では長らく中国大陸の王朝が発行した「渡来銭」を使用していました。理由は、皇朝十二銭の流通停止後、わが国には造幣設備がなくなり、自前のお金を造ることができなくなってしまったからです。17世紀に江戸幕府を開いた徳川家康は、渡来銭の使用をやめ幕府が設けた造幣所(金座・銀座・銭座)で造った貨幣を流通させることにしました。つまり、徳川家康には、貨幣の純国産化を復活させたという知られざる偉業があるということができるのです。
19世紀、明治維新により江戸幕府は滅亡しましたが、寛永通宝は法的通貨としての価値を有し続けました。4文銭=2厘(0.2銭)1文銭=1厘(0.1銭)とみなされ昭和28年に「小額通貨の整理及び支払金の端数計算に関する法律」施行により、銭単位以下の端数が廃止されるまで通用し続けました。
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